『何度も脱毛に通わなければならないのはなぜ？』そんな疑問を感じたことはありませんか？
その答えは、毛周期というサイクルにあります！毛が生え変わる仕組みを知ることで、無駄なく効率的に脱毛を進めることができます。
ここでは、脱毛の仕組みをしっかり理解し、あなたの不安をスッキリ解消します。
毛周期とは？
毛周期とは、体毛が生えて抜けるまでのサイクルを指します。この周期は「成長期」「退行期」「休止期」の3つの段階で構成されており、それぞれの段階で毛の状態が異なります。永久脱毛の効果を最大限に発揮するには、この毛周期を理解することが重要です。
毛周期の3つの段階
1. 成長期（Anagen Phase）
特徴毛が成長する段階。毛根が活発に活動しており、新しい毛が生成されます。この段階の毛は毛母細胞が活発に分裂しているため、メラニン色素が多く含まれています。
脱毛効果永久脱毛（レーザー脱毛や医療脱毛）が最も効果を発揮するのはこの時期です。レーザーはメラニン色素に反応して毛根を破壊するため、成長期の毛に照射すると高い脱毛効果が得られます。
期間部位によって異なりますが、2～6年程度続きます（頭髪などの長い成長期の毛もあれば、短い成長期の毛もあります）。
2. 退行期（Catagen Phase）
特徴毛が成長を止める段階。毛根の活動が徐々に低下し、毛が抜け落ちる準備を始めます。この時期には毛と毛乳頭（毛を作る組織）との接触が弱くなります。
脱毛効果退行期の毛にはレーザーの反応が弱く、十分な効果が得られない場合があります。
期間約2～3週間程度。
3. 休止期（Telogen Phase）
特徴毛が抜け落ちた後、次に生える毛が準備を始める段階。この時期は毛根が完全に休止しており、毛乳頭と毛母細胞の活動がほぼ停止しています。新しい成長期が始まると、古い毛が自然に抜け落ち、新しい毛が成長を開始します。
脱毛効果休止期には毛が皮膚表面に出ていないため、レーザーや光が毛根に届かず、脱毛効果がほとんどありません。
期間約2～4ヶ月。
毛周期と永久脱毛の関係
1回の施術ではすべての毛を脱毛できない理由
体毛は全て同じタイミングで成長しているわけではなく、常に毛周期の異なる段階の毛が混在しています。そのため、1回の施術で効果を得られるのは、成長期の毛のみです。
複数回の施術が必要
効果的な永久脱毛を行うためには、毛周期に合わせて2～3ヶ月に1回のペースで施術を繰り返し、成長期の毛を順次処理していきます。一般的には6～12回程度の施術が必要です。
部位ごとの毛周期の違い
部位ごとに毛周期の長さが異なるため、脱毛のスケジュールも変わります。以下に主な部位の毛周期をまとめました。
| 部位 | 成長期の長さ | 休止期の長さ |
|---|---|---|
| 顔（ヒゲ・産毛） | 数週間～数ヶ月 | 約4～6週間 |
| ワキ | 約4～6ヶ月 | 約3～4ヶ月 |
| 腕・脚 | 約1年 | 約半年 |
| VIO | 約1年 | 約半年 |
| 頭髪 | 2～6年 | 数ヶ月 |
毛周期を理解するメリット
1.効果的な脱毛スケジュールの設定毛周期に基づいて施術間隔を調整することで、効率よく脱毛効果を得られます。
2.無駄な施術を避けられる成長期以外の毛に施術しても十分な効果が得られないため、最適なタイミングを見極めることで費用や時間の節約につながります。
豆知識：なぜ部位によって毛周期が違うのか？
部位ごとに毛周期が異なるのは、毛が持つ役割や機能、部位の特性が異なるためです。例えば、頭髪は頭を保護するため長い成長期が必要ですが、体毛は温度調節や外的刺激からの保護が主な役割のため、比較的短い毛周期で新陳代謝が行われています。
